プロジェクトマネージャ合格体験記

平成30年春季試験でプロジェクトマネージャに合格したので、勉強の過程や使った教材をまとめています。

私のプロフィール

システムアーキテクトのときに書いた通りです。

システムアーキテクトが平成29年秋季試験だったので、半年で何が変わるわけでもなく、そういう人でも受かるという所を強調しておきたいと思います。

受験の動機

システムアーキテクトのときと同じく、基本的には転職時に市場で価値のある指標として使えるものを持っておきたかったからです。

毎日仕事が終わった後にコードを書いて、自分のプロダクトを持つというのが大事なのはよくわかりますが、皆が皆、そういう風にできるわけではないというのは、多くの方に理解していただけると思います。

そうしたときに、自分でプロダクトを作って毎日コードを書くよりも手っ取り早く相応の力があることを対外的に示せるのがこの手の検定だと考えています。

このような背景から、受験に至りました。

プロジェクトマネージャ試験の勉強に費やした時間

試験の1ヶ月前から準備をはじめて、1日1時間、20日間勉強しましたので、だいたい20時間ぐらいです。

それ以外は通勤の電車で、20分ほどで過去問を解くというのを何度かやりましたので、合計して30時間ぐらいだと思います。

はじめは、システムアーキテクトの時と同じく、IPAの過去問をやって自分の実力を調べました。システムアーキテクトに受かった直後だったこともあって、午後IIの問題でも50点ぐらいを取れていました。

これを、1日1時間の勉強の過程で、過去問相手にコンスタントに80点台を取れるように勉強していきました。

学習戦略

システムアーキテクトの時の反省を活かして、今回はiTECの徹底解説本試験問題(プロジェクトマネージャ)2018年版を手に、ひたすら過去問を解いていきました。

高度情報では試験ごとに足切りされてしまうので、午前I、午前II、午後I、午後IIと確実に得点を積み重ねるのが大事になります。

この中で、午前Iと午前IIは単純に過去問をこなした量がそのまま点数に反映されるので、午後試験に生き残るためにも、午前試験では、過去問相手にコンスタントに80点台の成績を残せるように勉強しました。

午後Iの試験も、基本的には過去問を解く形をとりました。

何問か解いてみて、システムアーキテクト取得の時の感じで答えると、少し実装側や設計側に踏み込んだ回答になってしまってバツになるというのがわかったので、あくまで自分はプロジェクトマネージャであるという立場で問題の読解と回答を練るトレーニングをしました。

論文試験は、過去の統計を見るとほとんどがAクラスで合格ラインを突破していたので、自分の見聞きした経験に照らし合わせて書ける内容であれば落ちることはないと踏んで、特に準備はしていかなかったです。

試験当日

今回は前回と違って自宅から少し近い会場を割り当てられたので、余裕を持って行くことができました。

教室が若干寒かった記憶がありますが、システムアーキテクトの時ほど天気や周辺環境に特色があるわけではなく、淡々と試験に挑むという感じでした。

午前試験はあっさり終わり、昼休憩中に自己採点しました。
システムアーキテクトの時はTwitterに速報を挙げてくれている人が居たのですが、今回はそれがなかったので100%自身のある問題と迷った問題に分け、迷った問題のうち過去問から答えが導き出せるものは回答を調べて、全体として60点を超えていたので午後試験を受けることにしました。

午後試験

教室に戻ると、隣席の人が居なかったりして、だいたい70人ぐらい居た教室は50人ぐらいに減っていたと思います。

午後Iの問題は、あまり経験のある事例ではなく、全体的によくわからなかったので、すばやく解く事をあきらめて、基本戦略に立ち返って回答しました。

基本戦略とは、つまり「問題文の中に回答が潜んでいるケースが多々ある」というものです。これは、問題文を穴が空くほどじっくり読んで、回答に合致する所を見つけ出す作業になります。

文字数の関係で少し言い回しを変える必要のあるところもありましたが、なんとか回答対象に選んだ設問はすべて埋めることができ、一部自信を持てるところもあったので、そのまま午後II試験に挑みました。

論文のテーマ

論文は、「問2 システム開発プロジェクトにおける本番稼働間近で発見された問題への対応について」を選びました。

理由は簡単で、経験上、本番稼働間近で問題が見つかって炎上する案件との関わりが多く、その時にPMがどういう対応をとって失敗していたか、どういう対応をとってプロジェクトが落ち着く方向に進んだかをよく見ていたからです。

(裏返して言えば、他の論文テーマではとても具体的な内容の論文は書けなかったと思います)

論文についても、設計に口出しをしたとか、期限が間に合わなそうだったから実装の手伝いを行ったという記述は避けて、あくまでプロジェクトのアーキテクトに助言をもらったとか、調査チームを編成して問題原因の調査に当たらせたとか、ステアリングコミッティでの報告とステークホルダーの調整から、どのように対応するべきか決定したといった、プロジェクトを管理する立場からの言及に留めるよう、作文を工夫しました。

結果

6月20日に合格発表があり、午前II試験が76点、午後I試験が67点、午後II試験がA判定で合格となりました。

やはりチンプンカンプンだった午後I試験の得点が合格ラインギリギリですが、問題文中から答えを探す戦略でこれだけ取れたのは、戦略として間違っていなかったのだと感じます。

統計によると今回のプロジェクトマネージャ試験の合格率は13.1%で、システムアーキテクトよりも少し高めでした。

合格証の受け取り等はこれからになると思いますが、ひとまず合格確認ができたので一安心です。

これから本格的な転職活動を進めていこうと思います。

プロジェクトマネージャ試験のポイントとしては、

  • 午前試験は過去問が命
  • 午後Iは、問題文中から答えを探せば6割は取れる
  • 「プロジェクトマネージャの立場」を常に考えながら回答する

という3点だったと思います。

この記事が、これから受験される方の一助になれば幸いです。